ノイズが大きくて会話も難しい状態のプラントでも、本当にリークが発見できますか?
診断器は、可聴域より高い周波数帯のリーク音をキャッチしているので、基本的にはノイズの大きい環境でも診断可能です。ただし、多量のエアブローなど、リーク音と同種かつ音圧の高い音がある場合は、小さなリークは発見が難しい場合があります。
人手が余っているので、自分たちで石鹸水を使ってやった方が良いのでは?
石鹸水を使った場合、石鹸水を塗布しない箇所が漏れているかどうかの判断ができません。プラントには高所や複雑な設備などが存在するため、リークが疑われる全ての箇所に石鹸水を塗布するのは不可能に近く、結果、多くの見逃しが発生する可能性があります。また、石鹸水でのチェックは、想像以上に多大な労力が必要です。エア・ガスリーク診断は、より効率的な診断が可能です。
単価の高いガスはきちんと管理しているので、漏れていないと思うのですが
もちろんリーク箇所は少なくなりますが、TTSの過去の診断実績では、漏れているはずがないといわれる気体のリークを発見した事例が多数あります。
また単価の高いガスの方が、多くの場合リーク箇所は少なくても、金額ベースでは高額になります。
一般にどのくらい漏れているものですか?
業種にもよりますが、定期的なリーク対策を実施していない場合、エアは全使用量の8%程度リークしていると言われています。
エアのリーク対策による具体的な効果は?
リーク対策により、コンプレッサーのロードを下げることができます。
また休日明けの立ち上げ時など、配管内のエア圧低下が小さくなるため、立ち上げがスムーズに実施でき、コンプレッサーを早めに立ち上げる、またはエア圧キープのため、休日もコンプレッサーを稼働したままにしておくといった必要がなくなります。
診断結果は修理計画にどう生かせますか?
漏れ箇所ごとにリーク量を定量化し、修理によるメリットを明らかにするため、確実・短期にメリットが出るリーク箇所から優先的に修理できます。
診断器を購入できますか?
販売はしておりません。診断器の使いこなしには、経験・ノウハウが必要となるため、確実に効果を出すためにはプロによる診断をお勧めします。
1日の診断範囲はどのくらいですか?
1日7時間の作業で平均5,000m2程度となります。但し、漏れ箇所の多さや設備の密度により異なります。
診断時に同行者は必要ですか?
安全に作業を進めるためにも、現場を良く知っている同行者が必要です。 常時同行できない場合は詳細な図面と安全ルートを確認後、診断を開始します。