Sonic Man(ソニックマン) サーベイの診断原理 | TTS

診断サービス

エア・ガスのリーク診断

診断原理

超音波を利用し、非接触で短時間に広範囲の漏れ箇所を特定

SonicMan(ソニックマン)は、TLVが開発した高性能な超音波リーク検出器です。圧力を持ったガス体が低圧雰囲気に流出する際に発生する超音波を、ソニックマンを用いて診断します。超音波を利用した原理であるため、騒音の大きい稼働中の工場内でも、非接触で短時間に広範囲の漏れ箇所を特定します。漏れ量を定量化できるため、具体的な損失金額も分かります。

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稼働中の工場の騒音の中でも、非接触で全ての気体を特定

可聴領域外の音域で計測するため、騒音の大きい稼働中の工場内でも検査が可能です。非接触で短時間に広範囲の漏れ箇所を特定します。

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エア(Air)、窒素(N2)、酸素(O2)、アルゴン(Ar)、炭酸ガス(CO2)、水素(H2)、アセチレン(C2H2)、エチレン(CH2)、天然ガス(LNG)、コークスオーブンガス(COG)等、全ての気体のリークが検出できます。

また漏れ量の定量化は、漏れている気体のノイズから計測した超音波の出力値を、TLVのデータベースで換算して計算します。これによって具体的な損失金額も分かり、補修の優先順位が容易に判断できます。

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定期的な診断・補修 vs. 一度だけの診断・補修

プラントが経年劣化していく中、ゼロエミッションに向けて、ガス体の包括的なリスクマネージメントをしていくことは非常に重要です。また、リーク診断による補修は一度実施したから万全になるわけではありません。プラントは日々稼動し劣化しているため、診断・補修を定期的に継続していくことが必要です。
ソニックマンサーベイでは漏れを定量化できるため、修理のアクションを起こしやすくなり、リーク削減のための継続的な管理サイクルを定着させることが可能です。

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リーク診断による補修を一度実施しただけでは、その翌年からリーク量は増加していきます。そして、わずか数年で補修前のリーク量を超えてしまうこともあります。定期的にソニックマンサーベイを活用してリーク検査を行い、ガス体の包括的なリスクマネージメントを行っているお客様は、年々リーク量が減少し、エミッションを低いレベルに維持できています。

 

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