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高温でも高精度に腐食速度をモニタリング

高温硫化物腐食や酸露点腐食など、内容物の性状や温度・運転条件などにより、腐食率が大幅に変化する場合があります。腐食率を精度よくモニタリングしながら、運転条件や中和剤などを変化させ、腐食率をコントロールできれば、設備の長寿命化を図ることが可能です。しかし、高温の箇所などは、従来の測定技術では測定精度が低く手間がかかり、接触媒質など安全性の問題もありました。
PEC(Pulsed Eddy Current:パルス渦流探傷)によるモニタリングは、高温箇所でも高い繰り返し精度で計測ができ、短期間で高精度の腐食率算出が可能になります。

PECによる腐食速度モニタリングのメリット

繰り返し精度が板厚の±0.2%と高精度

1507_pec_b_01同一ポイントでの定期モニタリングの場合、板厚測定の繰り返し精度は、板厚の±0.2%。板厚のわずかな変化も正確にとらえることができるため、短期間の測定で腐食率を把握することが可能です。

 

300℃近い高温でも再現性が高い

1507_pec_b_02300℃近い高温であっても、板厚の±0.2%の繰り返し精度を維持(温度補正あり)。高温硫化物腐食モニタリングなど、高温下でも高精度で腐食率をモニタリングします。また、接触媒質を使用せず計測できるため、高温でも安全に計測できます。

 

モバイルシステムでリーズナブル

1507_pec_b_03常設センサーではなく、モバイルシステムのため、初期のセンサー購入・設置工事費用が不要。状況に合わせた、モニタリングポイントの増減も容易です。測定ポイントは、ポジションフレームにより、正確に管理できます。

 

診断方法

PECには300℃近い高温であっても再現性が高いという特長があります。同一箇所の測定で、繰り返し精度が板厚の±0.2%と非常に高精度な計測が可能です。その特長を利用し、腐食率のオンラインモニタリング管理にも活用されています。

例えば、運転中の高温配管のモニタリングでも、金属板厚の微少変化を短期間で把握することができるため、管内を流れる原料や製品の種類と腐食率の相関関係、運転方法や薬注の種類・量と腐食率との相関関係などをつかむことができます。

これにより、安全確保に繋がる正確な余寿命の算出や、設備の延命に繋がるオペレーション変更など、腐食率を把握・コントロールしながら積極的に設備を維持管理していくことが可能です。

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診断条件と従来の方法との比較

診断条件

PECでの診断は、様々な用途・条件にフレキシブルに対応できます。検査適用可能な条件は以下の通りです。

測定可能板厚 3~35mm
測定可能材質 炭素鋼
対象金属温度 ~420℃(保温撤去時)
測定可能な形状・大きさ 平板:フットプリントサイズ以上
配管・円筒形:裸配管の場合1インチ以上
測定精度 板厚の±0.2%
表面処理 不要
測定速度 25点/人・日

 

従来の方法との比較

非接触の計測と高い繰り返し精度により、高温でも高精度の計測が可能となり、運転中に精度よく腐食率を把握し、コントロールできます。

  PEC検査 超音波肉厚測定
表示データ 相対値 絶対値
測定精度(低温)
測定精度(高温) ×
検査速度

診断レポート

診断完了後には、測定ポイントごとに、板厚のトレンドグラフや短期腐食率、長期腐食率などが記載されたレポートを提出します。運転条件と照らし合わせることで、運転と腐食率との相関関係をつかむことが可能になります。

配管

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