チューブが密集して人が入れないエリアでは、計画的に一部を抜管して検査をしていましたが、多くの問題の無いチューブを抜管する一方で、検査外箇所での穴あきによる突発停止が発生していました。
抜管するためには、そのチューブと同じ高さと広さの足場を組む必要があり、その付帯工事費用だけでも数百万円が必要です。
人が入れる位置からガイド波検査システムで全面スクリーニング(広域の粗診断)。その結果に基づき、欠陥のあるチューブのみ抜管し交換できます。
全域検査が可能となりチューブの劣化状況に基づき、優先順位の高いチューブを効率よく選定できるようになりました。検査効率・精度が向上し、検査コストを下げながら突発停止リスクの低減が図れました。
「人が入れない設備のため、過去の経験から検査・更新計画を立てて抜管等を実施していたが、ガイド波検査システムの導入により効率良く必要な検査・更新が行なえるようになった。」