ある石油精製所にあるクーリングタワーでは、ファン減速機の入力軸ベアリングの寿命が短く、頻繁にメンテナンスが必要となっていることが課題でありミスアライメントが疑われていました。
カップリングレーザーアライメントは、経験豊富な技術員を派遣し、最新のレーザーアライメントシステムを使用したアライメント計測および計測結果に基づいた最適な修正量(シムライナーや水平方向移動量)の指示を行うものです。
レーザーを用いて再計測してみると数mm~約10mmの芯ズレを発見できました。
手回しでも明らかに判るほど、回転の負荷が軽くなりました。
べアリングやカップリングへの負荷も軽減されました。
運転時の振動値も5.3mm/sから2.8mm/sへ低下しました。
従来半日~1日の作業であったアライメント業務も、モーターのみの修正であれば、わずか0.5~1h/台で完了する為、時間短縮によるメリットも得られました。
「従来方法では、本当の意味でアライメントが出ているか疑問でしたが、確実で精度の高いアライメントができるようになり、安心しています。
軸受け異常や振動異常などの突発で呼び出されることもほとんどなくなり感謝しています。」