中間軸を持つクーリングタワー | TTS

診断事例

カップリングのレーザーアライメントSV

中間軸を持つクーリングタワー

課題突発故障をなくし、長期間運転したい

中間軸が4000mm程度と長い為、ダイヤルゲージによるミスアライメントが疑われている

ある石油精製所にあるクーリングタワーでは、ファン減速機の入力軸ベアリングの寿命が短く、頻繁にメンテナンスが必要となっていることが課題でありミスアライメントが疑われていました。

  • 4000mmの距離では治具にたわみが生じる為、ファン減速機とモーターを直接アライメントすることができません。そのため従来はやむなく、治具よりも太くてたわみが少ないと考えられる中間軸を利用してアライメントを実施していました。
  • 中間軸自体にもたわみがあり、また隣接設備が稼動していることから、診断中に振動が発生し、ファン減速機とモーターの軸心同士のアライメントを直接確認することは事実上不可能でした。
  • 運転時の振動値は5.3mm/sもありました。
  • アライメント業務に半日~1日必要でした。

対策カップリングレーザーアライメントを導入

長い中間軸を持つ回転機は、診断のプロに依頼

カップリングレーザーアライメントは、経験豊富な技術員を派遣し、最新のレーザーアライメントシステムを使用したアライメント計測および計測結果に基づいた最適な修正量(シムライナーや水平方向移動量)の指示を行うものです。

 

効果頻繁にベアリングのメンテナンスが必要となっていた原因を確認

オイルシール・減速機入力軸ベアリングの突発故障もなくなり、長期間の運転が可能となった

レーザーを用いて再計測してみると数mm~約10mmの芯ズレを発見できました。

手回しでも明らかに判るほど、回転の負荷が軽くなりました。
べアリングやカップリングへの負荷も軽減されました。

運転時の振動値も5.3mm/sから2.8mm/sへ低下しました。

従来半日~1日の作業であったアライメント業務も、モーターのみの修正であれば、わずか0.5~1h/台で完了する為、時間短縮によるメリットも得られました。

お客様の声

「従来方法では、本当の意味でアライメントが出ているか疑問でしたが、確実で精度の高いアライメントができるようになり、安心しています。
軸受け異常や振動異常などの突発で呼び出されることもほとんどなくなり感謝しています。」

関連リンク