新しい印刷工程で損紙が増加し、工場では高い材料費と設備稼働率の低下に苦しめられていました。問題が発生している印刷機には、全部で8つのユニットが設置されており、ロール平行度のずれが原因ではないかと推測していました。
パララインを使用すれば、全てのロールを高精度に計測することができるため、従来法ではほとんどアクセスが不可能だったロールも高精度に計測できます。そこで、生産管理部門では、パララインによるロール平行度計測サービスを採用することとしました。
印刷機の定期メンテナンスの期間に、パララインにより設備全て120のロールの平行度が計測されました。計測後すぐにPCでずれ量が確認できるため、設備据え付け業者により、即座にずれが修正されました。平行度修正後の確認もパララインチームにより実施され、結果はレポート報告されました。
実施の結果、運転がスムーズになり、損紙は低下し、印刷品質が向上しました。下図は、アライメント修正前後の側面図を示しています。